大学時代の友人との忘年会について

先日、大学の学科の同期8人で忘年会をした。

 

これだけ大勢であつまるのは本当に久しぶりで、その場に居られるだけで本当に帰ってきてよかったなと思った。

 

大学時代、めちゃくちゃデリカシーがなくて勢いだけで生きているような人間でめちゃくちゃ嫌いなYというやつがいて、そいつも忘年会に参加していた。今ではまあYのことも許せるようになって、そいつも性格に丸みを帯びた感じがしたので普通に会えるようにはなったのだけれども。

 

2次会で、男4人で飲んで深めの話になったときにYに少し話を聞いてみた。

その時は、大学時代一緒にバンドを組んでいた音楽好き3人とYという感じだったので、音楽についてあれこれ語っていたときに、ふとYに聞いてみた。

「俺たちは何かつらかったり、人生で悩んだりするときに音楽とか漫画とか本とかを読んで救われてきたんだけれども、お前はそういうときどうしているの?」

 

Yから帰ってきた言葉はこうだった。

 

「そもそもそんなに落ち込んだり悩まないし、悩んでもすぐ忘れちゃうから、そういうものはないな。」

 

こういうやつがこの世に本当にいるのかと、とても衝撃だった。

羨ましく思った。こちとら救いがなければ立ち直れないような日々を何度も経験してきたというのに、それが必要ないなんてめちゃくちゃ羨ましい。

それと同時に絶対その方がいいと思うけど、なんか深みがなくてつまらない人間だなとも思ってしまった。そういう音楽などのサブカルチャーや趣味の本当の深みを理解することがないのだから。

だから、大学時代僕はYのことが嫌いだったんだと思った。羨ましさからくる嫉妬と、話があまりにも合わないことにイライラしていたんだろう。

 

どっちが正しいとかはないけれど、僕は自分の考えすぎる自意識過剰の性格の方が、色々面倒ではあるんだけれども、人生面白く過ごせるような気がした。

変な形で自己肯定感が上がった。

 

他にも僕に音楽を教えてくれて考え方とかもかなり影響を与えてくれたHというやつが、さんざん女遊びをしてきたけれど、結局大学時代に好きだった子のことが忘れられないという話を聞いて、みんなそんなもんなんだなと思ったり、たまには遊びでバンドやろうぜという話が上がったり、とても良い会だった。

 

ただ、ここ最近友人と会うと自分の無職という状況が情けなく思えて劣等感に苛まれてしまうので、そろそろ自分と向き合ってこの劣等感から解放されたいなと思う。

 

そして最後はYに誘われて朝までカラオケをしたわけだけども、飲みゲーカラオケみたいな感じで非常につまらなかったし体調悪くなるし得は一つもなかったです。

 

やっぱり嫌いだわ。